朝顔市、にぎやかに 岩槻区
岩槻の夏の風物詩、朝顔市が5日、さいたま市岩槻区本町の東武線岩槻駅前「クレセントモール」で行われ、3千人の人出でにぎわった。
全国的に知られている東京・入谷の朝顔市に岩槻産のアサガオが出荷されていることから、地元の特産をもっと知ってもらおうと毎年この時期に行われ、ことしが19回目。
この日はあいにくの雨模様の中、季節の花を求める人々が、用意された600鉢を前にじっくりと品定めをし、ピンクや淡い青色の花をつけたお気に入りの一鉢を買い求めていた。
岩槻観光委員会の富永庄蔵委員長(69)によると、岩槻のアサガオが入谷の朝顔市に出荷され始めたのは今から20年以上前から。現在はベージュ色の大輪が咲く「団十郎」などの種類が人気だという。
自宅用と孫へのプレゼントとして2鉢を購入したという岩槻区の森口英二さん、栄美さん夫妻は「初めて来たけれどにぎやかでびっくり。これから何輪の花が咲くか楽しみです」と話していた。