古道を散策 芸術触れて 射水で「旧北陸道アートin小杉」
40カ所で焼き物など展示
「旧北陸道アート
三便宝in小杉」が二十六日、射水市小杉の旧北陸道沿いで、二十七日までの日程で始まった。約四十カ所で焼き物などの作品が展示され、訪れた人はかつての宿場町を散策しながら芸術に親しんでいる。
この催しは戸破(ひばり)、三ケ(さんが)の両地区にまたがる約二キロの旧北陸道沿いの町家や土蔵を開放し、焼き物や彫刻、土壁にしっくいを練って仕上げる鏝絵(こてえ)などの作品を展示。芸術に触れながら地元の歴史を知ってもらおうと、地域振興会らでつくる実行委が企画し、今年で十四回目。
射水市鷲塚の陶芸家谷口賢司さんは、民家で食器や水差しなど焼き物百点を展示販売した。来場者は彩り豊かなフクロウの置物を手にとって品定めをしていた。毎年訪れているという富山市開ケ丘の南条智子さん(67)は「街を歩きながら作品を楽しめ、お気に入りに出合える。毎年楽しみです」と話した。各展示会場では、地元の幼稚園児や小学生による演奏やソーラン節の披露があった。
威哥王